おひとりさまにエンディングノートは必須!?

突然だけど、みんなは「エンディングノート」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべる?

おそらく、死をイメージする方がほとんどではないかな?
確かに、ネーミングからすると、エンディング(終わり)なわけだから、あまり良いイメージはないよね。
まあ、終活のためのツールの一つであることは間違いないんだけど。

だけど、エンディングノートは「終わり(死)に向かう」ためのものだけではないソロ。

「自分の人生を振り返り、自分を見つめ直し、限られた人生をどう生きていくかの指針にもなる他、現在の資産状況や人間関係等も再確認でき、今後のライフプラン(人生設計)に生かせるとても便利なツールなのです」

最近は、20代の方でも口座やクレカ、デジタル系マネーツール、保険‥等の備忘録のツールとしても活用している方が少なくないんだ。

 

おいらも当初は、ちょっと縁起悪いな~と思い、エンディングノートの活用にあまり気が進まなかったんだけど、おひとりさまである将来に不安を感じてからは「これこそ、一番合理的に自分の意思を残せる最高のツールじゃん!」と思い、今では沢山の方におススメしているソロ。

おひとりさまにこそ、エンディングノートは一番最初に取り組んで欲しいツールの一つだよ!

 

では、ソロ太のナビゲートはこの辺にして、
エンディングノートについて、もう少し詳しく見ていこう。

 

エンディングノートとは?

エンディングノートに定義があるのかはわかりませんが、僕なりに以下のように解釈しています。

一言でいうと、「後悔しない人生を生きるためのノート」。

もう少し解釈を入れると、「自分のライフプラン(人生計画)及び人間関係を見直す機会となり、かつ、自身の終末期(医療含)や死後などに備えて、家族(親族)や死後整理を委託された方が様々な判断や手続きを進める際に必要となる終活の一環としてのノート」

実際のエンディングノートの中身をざっくりみてみると、
〇プロフィール(本籍や出生地、生年月日、血液型、学歴、趣味、自分史‥等)
〇医療や介護(健康状態、病歴、入院時の連絡先、介護希望、告知・延命治療‥等)
〇財産やお金(預貯金・有価証券・クレカ等、不動産、借入金状況、年金、保険‥等)
〇相続・遺言(遺産分割希望、遺言書有無、家系図‥等)
〇葬儀・お墓(葬儀の希望、お墓や納骨について‥等)
〇人間関係(家族や親族、友人知人、大切な人へのメッセージ‥等)

エンディングノートによっても内容は変わりますが、大抵は上記が主な記載事項となっているようです。

 

この記事を編集するにあたり、エンディングノートにあらためて目を通していくと、色んな感情が込み上げてきたんです。

ものすごく気持ちは静かなんですが、とても感慨深い想いにふけってしまいました。
「出来るだけ多くの人の役に立ちたい、大切な人にもっと感謝の気持ちを伝えたい、自分が出来ることを少しでも伝えたい教えてあげたい、あの人に謝りたい、想いを伝えたい、あそこに行っておきたい、あれも食べておきたい、あの景色をもう一度・・・」色んなこと考える機会になりました。

でもやっぱり、一番強く想ったことは、これまで出会った人たちのことかな。
後悔しないようにお付き合いしたい、接していきたい、関係を作りたい、寄り添いたい・・・と。全ての人たちとは言いません。大切な人との関係は、出来る限り後悔しないようにしたいなあと思いました。

もちろん、このような感情面は一つの側面に過ぎません。ただ、エンディングノートを書き始めるのにあたっては、こうした感情や想いから入るのもの僕は嫌いではありません。FPらしくはないんですけどね<(_ _)>。

人によっては、感情移入せずに、貯金や口座、証券等の資産・財産の現状把握等を目的に書き始める方も少なくはありません。
それぞれのやり方で全く問題ありません。

 

ちなみに、エンディングノートに似ているものに遺言書というものがあります。
こちらは皆さんも聞いたことがあると思います。遺言書とは、法的な効力があり、財産(遺産)を誰に遺すかについて記したものです。こちらもとても重要なものになりますので、別途記事(相続)で紹介できればと思います。

 

エンディングノートを書き始めるタイミングは??

よく聞かれることなんですが、結論、早ければ早いほどいいと思います!
若い人向け用のノートもあって、20代で書いている方もいるくらいですよ。

早いほうがいい理由は、現実に、年齢には関係なく、どなたにも災害や事故、もちろん病気等いつ何があってもおかしくありません。これについて皆さんも疑いはないと思います。

正解はありませんが、参考までに書き始めるタイミングを羅列してみました↓

・誕生日
・お正月
・結婚したとき
・子供が誕生したとき
・子供が自立したとき
・離婚したとき
・病気になったとき(軽い病気でもいいのでは)
・事故にあったとき
・お身内の方が逝去されたとき
・地震や豪雨等の災害があったとき
・生命保険に加入したとき
・50歳になったとき
・退職したとき

まだまだありそうでうが、上記は何かのきっかけを機に始めてみてはどうでしょうか!?ということです。正解はありません。何よりご自身のタイミングの良い時にすぐ行動に移すことが大切です! まずはエンディングノートを購入して眺めてみてください。

 

エンディングノートはどこで買うの??

では、実際にエンディングノートを書いてみようとして、どこで入手するのか??
主な入手方法を以下にまとめてみました。

1.書店やアマゾン等で購入する
2.無料ダウンロードで入手する
3.アプリをダウンロードする
4.エクセルやワードで自分で作る

以上4つの入手方法をそれぞれ簡単にみていきましょう。

 

1.書店やアマゾン等ネットで購入する

市販されている書籍になり、千円前後のものが多いようです。中には紙ベースとデジタル仕様が併用できるものもあり多種多様です。自分に合ったものが選べそうです。
実際に中身を見て、購入したい方は書店で。たくさんの種類を比較購入したい方は、ネットがいいかもしれませんね。
書店やネット購入のメリットは、多種多様で自分に合ったものを選べる。また記載内容も工夫が凝らしてあるので楽しんで取り組めそう。一方、デメリットは、お金がかかることです。

2.無料配布のものを使う(ダウンロード含)

社団法人や市役所、葬儀会社、保険会社等でエンディングノート自体をもらえたり、ダウンロードして使用できたりします。
こちらのメリットは、配布元にもよりますが、意外にしっかりした内容で作っているところも多く、まずはエンディングノートを始めてみようという方にはピッタリだと思います。そして、何よりも無料ということ。一方、デメリットは、市販のものに比べると作りが簡単なので見劣りしたり、内容がシンプルなものになりがちです。

3.アプリをダウンロードする

最近は、エンディングノートもアプリでダウンロードできます。無料と有料版があります。
メリットは、いつでもどこでも書くことができ、簡単に編集や修正ができること。紙ベースの場合、修正する際に少し見た目が悪くなりますよね。一方、デメリットは、アプリが終了した場合に使えなくなること。また、万一時に遺族が見ようとしてもスマホのパスワード解除等でスムースにいかないケースもあるかもしれません。

4.エクセルやワードで自分で作る

エンディングノートに書いておきたい内容さえ押さえていれば、エクセルやワードを使ってデジタルで作成・保管をするのがベストだと思います。内容を更新する都度、バックアップも忘れずに。
メリットは、自分の好きなように作れることと、修正する際の編集が一番やりやすい媒体だと思います。また、既述しましたがバックアップできるため、データを大切な人に渡しておくこともできますね。
一方、デメリットは、自分で作る手間暇がかかることです。

 

以上、エンディングノートの入手方法についてお話しました。
まずは、無料で入手(ネットでダウンロードや市役所でもらう等)し、実際のノートを見て、どこの項目でもいいので、とにかく書いてみてください。

そのうえで少しでも興味がわけば、自分のお気に入りのエンディングノートを購入して、清書してみてはいかがでしょうか。

エンディングノートは本当におススメです!

 

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