そもそも投資信託って何なの?
iDeCoやつみたてNISAをはじめ、投資関係のことを調べていると、
「投資信託」って言葉が当たり前のように出てくるソロ。
何となくわかっているようで、わかっていない。。。
そこで、今回はあらためて「投資信託」って、そもそも何なのか!?
この疑問に答えてもらおう。
では、早速見ていこう。
投資信託って何?
ざっくり言うと、
株式や債券などに投資・運用する商品のこと
例えば、近年(2021/10現)は、GAFA(Google、Amazon、Facebook、aalphabedを中心とした米国企業の景気が良いみたい。さて、Google?Amazon?…どこに投資したらいいだろう??
少なくともGAFA全てに投資したいけど予算が…
こんな時に、GAFAを中心とした優良な米国企業の株式全体に投資できたらいかがだったでしょうか!?
ここで投資信託の出番なのです!
同じようにGAFAをはじめ米国の優良企業全体に投資をしたいという方々からお金を集め、その資金を元手に運用の専門家であるファンドマネージャーが投資・運用してくれます。
また、運用により収益が出ると、原則、分配金という形で投資家に分配されます。
投資信託のメリットをまとめると以下のようになります。
一つの企業の株式を購入しようとすると、一般的に数十万円~数百万円が必要です。
投資したい企業の株価が高くて購入できそうにない場合でも、投資信託であれば投資可能なのです。今では100円から積立投資できるものもあります。2.個人では投資できない企業や国、多様な資産に投資できる
例えば、今後成長が望まれる発展途上国等の株式は、個人では購入が困難ですが投資信託であれば世界に投資できます。また、株式以外にも債券や不動産、金や石油等のコモディティ…多様な資産にも投資することができるのは魅力的です。3.運用のプロ(ファンドマネージャー)が投資・運用してくれる
投資をするには、多くの時間や知識が必要となります。現実に仕事をやりながらとなると大変ではないでしょうか。投資信託はプロであるファンドマネージャーが投資判断から取引までやってくれます。4.分散投資でリスクが軽減される
一つの企業に投資を行うことは、その企業の株価が下落したり倒産する等のリスクを伴います。例えば、上述したようにGAFAをはじめ米国の優良企業全体に投資することで、複数の企業に分散投資することになるためリスクが大幅に軽減されます。
以上がメリットになります。投資初心者の方には投資信託はとてもオススメです。
逆にデメリットといえば、
主に株式等に投資する投資信託は、当然、元本割れのリスクもあります。
大雑把ですが、投資信託のイメージご理解いただけたでしょうか。
次は、もう少しツッコんで投資信託の中身について見ていきましょう。
投資信託の種類は⁈
あまり細かく知る必要はないのですが、現在約6,000本の投資信託が存在していることを考えると、
ざっくりでもいいので、自分に合った商品を選べるように投資信託の種類(分類)を知ることは大切です。
そこで、投資信託の種類を6つに分類してみました。
是非参考にして下さい。
分類項目 | 種類 |
①購入のタイミング | ・追加型 ・単位型 |
②募集方法 | ・公募型 ・私募型 |
③投資対象地域 | ・国内 ・海外(先進国、新興国) |
④投資対象資産 | ・株式 ・債券 ・不動産 ・コモディティ(金、プラチナ、原油等) ・バランス型 |
⑤投資のスタイル | ・インデックスファンド ・アクティブファンド |
⑥分配金の有無 | ・分配型 ・無分配型 ・再投資型 |
⑦解約のタイミング | ・オープンエンド型 ・クローズエンド型 |
一つずつ見ていきましょう。
①購入のタイミング
・単位型(クローズ型)…当初募集期間にしか購入できない。解約も期日が決まっている。メリットは、資金の流出がないため運用が安定する。
②募集方法
・私募型…機関投資家(大手金融機関や年金基金等)や、ごく少数の投資家のみが購入可能なファンド。
③投資対象地域
・海外投資信託=先進国、新興国の資産(株、債券等)に投資。海外の法律のもと。
・内外投資信託=国内型+海外型。国内、海外どちらにも投資。
④投資対象資産
☑株式投資信託…株式の組入れを中心に構成。
☑公社債投資信託…国債等の公社債を中心に構成。株式は組入れ不可。
☑不動産投資信託(REIT)…不動産で構成。REITとは、投資する不動産の賃料等の収入がリターンとなるもの。
☑コモディティ投資信託…コモディティ=先物で構成。金、プラチナ、石油、砂糖‥等複数の資産の組合せタイプ
☑バランス型投資信託…株式、公社債、不動産、コモディティ等、複数の資産で構成。
☑ファンド オブ ファンズ…複数の投資信託に投資する投資信託。少しややこしいですが、プロの投資家が厳選した複数の投資信託に投資するため、投資信託を選ぶ手間が省ける。ただし、手数料が高いのがデメリット。
⑤投資のスタイル
運用目標とされるベンチマーク(国内株式型の場合、日経平均株価やTOPIX=東証株価指数等のこと)に連動する運用成果を目指すタイプ。パッシブ型(運用)とも言われています。
2.アクティブファンド
運用目標とされるベンチマークを上回る運用成果を目指すタイプです。運用専門家であるファンドマネジャーが、一定の運用方針に基づき、アクティブに銘柄の入れ替えや売買を繰り返し、高い収益を狙っていきます。
「インデックスファンド」のメリット・デメリット
・運用にかかるコストが安い
ベンチマークに連動するように運用されているため、さほど手間がかからないこともあり運用コストが安い。ちなみに、ほとんどの商品が販売手数料無料です。
・値動き(状況)が確認しやすい
日経平均株価やTOPIX、海外ではNYダウ、ナスダックといった指標に基本的に連動しているため、毎日のニュース等でも大まかな動きが確認できるのは安心です。
・大きなリターンは望めない
インデックスファンドは比較的安全な商品のため、大きなリスクがない代わりに大きなリターンも望めません。
「アクティブファンドのメリット・デメリット」
・ベンチマークを上回る運用成績が期待できる
アクティブファンドの最大の特徴です。運用のプロであるファンドマネージャーがベンチマークを上回る運用を目指すため、大きなリターンを得られる可能性があります。
・リスクが高い
大きなリターンを得られる可能性がある反面、リスクも大きい。
・運用にかかるコストが高い
ファンドマネージャーが投資・運用し、ベンチマークを上回る成績を目指す為、その分、費用が高くなります。運用コストは長期間保有する投資信託にとっては、とても重要になります。
ちなみに、インデックスファンドの運用を上回っているアクティブファンドは、約4分の1程度となっているようです。それほど運用コスト(費用)は重要になってきます。
約4分の3のインデックスファンドがアクティブファンドの運用実績を上回ってきたことも考えると、インデックスファンドは個人的にもおススメです。
約4分の3がインデックスファンドよりも運用実績が下回っているとはいえ、中にはインデックスファンド=ベンチマークを大きく突き放して実績を上げているアクティブファンドもあります。
商品選択がキーポイントになります。「ひふみ投信」や「セゾン資産形成の達人ファンド」は、おススメのアクティブファンドです。(2021/10現在)
⑥分配金の有無
◇メリット=定期的(決算期)に利益が確保される
◆デメリット=分配せず再投資することによる複利効果が失われる(運用効率低下)
・無分配型…分配金が無い
◇メリット=分配金を出さず投資信託の中に運用益を蓄積するため複利効果大
◆デメリット=単位型(クローズ型)の一部の商品だけに見られるタイプのため、販売されている数が少ない。
・再投資型…受け取る予定の分配金をそのまま資産運用に回す
◇メリット=無分配型同様に分配金を再投資することで複利効果大
◆デメリット=一旦分配された形になるため分配の時点で課税されるため、無配当型に比べ、その分の複利効果は薄まり収益性も低下
⑦解約のタイミング
⇒ほとんどの投資信託はこのタイプです。
・クローズエンド型…決められた期間のみ解約や換金ができる
⇒ただし、市場で売買することは可能。満期まで保有が原則ですが、投資家同士の権利の売買は可能ということです。具体例として、不動産投資信託(REIT)や上場投資信託(ETF)が挙げられます。
色々あるとは思いますが、確認方法の1つをご紹介します。
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